イケメンSPに守られることになったんですが。


「すぐに、他のSPを呼びますから、待っていてください」


「えっ?」



亮司さんはスマホを取り出す。



「ちょっと待ってください、何で他のSPを呼ばなきゃならないんですか?」


「だって、服を調達しなければ」


「はあ?」


「俺が選んできます。

その間、誰かに警護してもらわなければ」



亮司さんは至極真面目な表情。


このひと、本気だ……!



「ちょっと待てーい!!」



リュウさんならまだしも、ダブルジッパーの異名を持つあなたがどうして自信満々に他人の服を選ぶとか言うんだい!?



「あー、なんか大丈夫そうです!私、元気です!」


「え?ムリしなくても……」


「大丈夫です!さあ、早く選んで帰りましょう!」



冗談じゃない!!


せっかく借金までして服を買うなら、ちゃんと似合う服が欲しい。


亮司さんに任せたら、きっと大変個性的な格好にされてしまう。


私は意を決し、大股で「ヤング」と表示されてあるフロアに向かう。


すると……。


その手を、ふわりとぬくもりが包んだ。


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