イケメンSPに守られることになったんですが。
「ひょえっ!?」
驚いて自分の手を見ると……。
なんと、亮司さんの大きな手にすっぽりとおさまっているではないか。
「大丈夫です。リラックスして行きましょう。
誰もあなたを馬鹿になんかしていません。
俺がいますから、安心してください」
「…………」
見透かされてた……。
にこりと微笑む亮司さん。
その気遣いはすごく、すごく嬉しいんだけど……。
いきなり手をつながれて、リラックスできるかいっ!!
……でも、なんか得した気分だからこのままにしておこう……。
それに、ドキドキしてたら他のこと考えなくて済むかもしれないし。
……甘えてるかな。
でも、今だけだから……。
私はうなずいて、亮司さんに手を引かれるまま歩きはじめた。
の、だが……。
「これ、かわいいかも」
「ヒョウ柄なんて……大阪のおばちゃんみたいです」
「あ、春物だ~!ヒラヒラの段がついてると、胸が大きく見えるんですよね」
「……いくよ○るよみたいじゃないですか?」
どやさ!
って、おいおい……。
「じゃあ、こっち……」
「中園さん、正気ですか!?これ、肩が破れていますよ。
不良品に違いない」
「……そういうデザインですよ……」