イケメンSPに守られることになったんですが。


「ひょえっ!?」



驚いて自分の手を見ると……。


なんと、亮司さんの大きな手にすっぽりとおさまっているではないか。



「大丈夫です。リラックスして行きましょう。

誰もあなたを馬鹿になんかしていません。

俺がいますから、安心してください」


「…………」



見透かされてた……。


にこりと微笑む亮司さん。


その気遣いはすごく、すごく嬉しいんだけど……。


いきなり手をつながれて、リラックスできるかいっ!!


……でも、なんか得した気分だからこのままにしておこう……。


それに、ドキドキしてたら他のこと考えなくて済むかもしれないし。


……甘えてるかな。


でも、今だけだから……。


私はうなずいて、亮司さんに手を引かれるまま歩きはじめた。


の、だが……。



「これ、かわいいかも」


「ヒョウ柄なんて……大阪のおばちゃんみたいです」


「あ、春物だ~!ヒラヒラの段がついてると、胸が大きく見えるんですよね」


「……いくよ○るよみたいじゃないですか?」


どやさ!


って、おいおい……。



「じゃあ、こっち……」


「中園さん、正気ですか!?これ、肩が破れていますよ。
不良品に違いない」


「……そういうデザインですよ……」



< 203 / 438 >

この作品をシェア

pagetop