イケメンSPに守られることになったんですが。
ジェネレーションギャップとは、こういうものか……。
お父さんがいたらこんな感じなんだろうか。
「もーめんどくさいからパンツで行きます」
「下着で行くなんて、もってのほかです!
逮捕されますよ!?」
そのパンツじゃないよ……。
いや、このひとが特殊なだけだよね……。
今の32って、まだまだお兄さんでおしゃれな人だっているはずだもん。
「もう……」
至極真面目なダメ出しがボケにしか聞こえなくて、私はいつの間にかツッコミを忘れて笑っていた。
「じゃあ、無難にワンピースにしておきましょうか」
「ああ、それはいいですね。そうしましょう」
老いから若きまで納得のワンピース。
上下の組み合わせ考えなくていいし、たくさん食べてもお腹がしめつけられなくていいよね。
私は亮司さんがボケれないようなすごく無難なオフホワイトのワンピースを見つけて、試着することにした。
「…………」
試着室の鏡は、あまり見ないようにする。
スカート部分の丈だけ、あまり短くないのを確認できればそれで良い。
なのに……。
「どうですかぁ~?」
試着室の外から、カリスマ店員の声が……。
「良さそうでーす」
めんどくさいから、そう答える。