イケメンSPに守られることになったんですが。
「……すみません、遅くなって」
唇を離して、亮司さんが言った。
「どうして……?
怪我したのに、どうして来てくれたの?」
よく見たら、亮司さんの右ひざの数センチ上の部分が、血で染まっていた。
きっと、さっき撃たれたのは足だったんだ。
「……そんなの……」
亮司さんは私の質問を聞いて、困ったように笑った。
その顔は、汗で濡れていた。
そして、乾いた唇でそっと囁く。
「……そんなの、麻耶が好きだからに決まってるじゃないか」