イケメンSPに守られることになったんですが。
──ぶわぁっ。
亮司さんの声は一瞬で私の涙腺を破壊し、涙の大洪水を起こさせる。
「……う、えぇ……っ」
ずっと、聞きたかった。
そう言ってほしかった。
リュウさんでさえ、はっきり言ってくれなかった言葉。
「麻耶……」
「ほ、ほんとに、色々、遅いよぉ……っ」
「……ごめん」
「もう……もう、目が覚めたらウソだったなんて、言わないでね?」
「……言わないよ。絶対に言わない」
亮司さんは、もう一度私を抱きしめた。
ああ……本物だ。
本物の亮司さんだ……。
「ところで、どうやって、ここがわかったの?」
「ああ、大西の鼻で麻耶のにおいをたどってパトカーで追跡してきた」
「ふええっ!?」
なにそれー!!
すごすぎるんだけど!ファンタジーかっ!!
お、おかげで感動の再会の涙が止まっちゃったよ!聞かなきゃよかった!
「もう大丈夫だ。
敵に気づかれないように、警察がこの山荘を包囲してる。
俺はキミが巻き込まれないように、さきに潜入して救出する任務を負った。
でもまさか地下室があるとは……久しぶりに透視能力が役に立ったよ」
亮司さんは、そう言って優しく笑った。
亮司さんは目立たない窓から、見張りを倒して侵入し、この地下室に私がいるのを発見してきてくれたらしい。
もう大丈夫だ……。
胸に安心感が広がっていく。
この人さえいてくれたら、私は無敵だ。