イケメンSPに守られることになったんですが。
「色々質問はあると思うけど、とにかく早く逃げよう」
亮司さんはそう言うと、自分の上着を脱いで私の肩にかける。
「すごい格好だな……」
「はうっ!」
言われて初めて、自分の悲しい格好に気づく。
み、見られてしまった……上下違う色の下着を再び……。
「……でも、元気そうで安心した。
やつらから公安に送られた映像を見てて、心臓が止まるかと思った。
ちょっと怖いかもしれないけど……ごめん」
亮司さんは私の手錠の鎖をつかみ、壁際につけ、そこを銃で撃つ。
バキインという音がして、鎖が砕け散った。
同じように、足の手錠の鎖も壊す。
再びバキィンと、けっこう大きな音が地下室に響いた。
「ごめん。情けないけど、キミを抱えて脱出する体力が、残ってないんだ。
……自分で走れるか?」
銃声は上まで聞こえてしまったようで、何人かの声や物音が聞こえてくる。
「……もちろん!」
あなたに頼りきりにならなくても大丈夫。
今までずっと、依存してごめんね。
自分で立たなきゃ、あなたに負担をかけるだけ。
それがやっと、わかったよ。