イケメンSPに守られることになったんですが。
「……行くぞ」
「はい……」
とうなずいてはみたものの、やっぱり怖い。
敵がどれくらいいるのか、どんな武器を持っているのか、私は全然知らないんだ……。
本当に、生きて帰れるのかな……。
ちょっとビビッてしまったのが伝わったのか、亮司さんが私の頭をなでた。
「大丈夫、俺が守るから」
「……!」
「俺が最後まで、麻耶を守る。
昨日けちょんけちょんに言われて悔しかったから」
ああ、そう言えば……。
私、リョウさんしか聞いてないと思って、けっこうひどいことを言ったよね……。
無事に帰れたら謝ろうと思ってたんだけど。
小さくなっていると、亮司さんは小さく苦笑した。
そして、私の頭の傷に……。
ふわりと、軽くキスをした。
「……!」
これ……おっさんの呪いだ!
買い物に行ったとき、和也に襲われて、そのあと呪いをかけられたんだっけ。
結局デコからヒゲは生えなかったけど……。
思い出して恥ずかしくなっていると、亮司さんはいたずらみたいに一瞬だけ、唇にもキスを落とす。
そして、まるでリョウさんみたいにニヤリと笑って言った。
「……無事に帰れたら、覚悟しておけよ?
あの朝の続き、やり直してやるから」