イケメンSPに守られることになったんですが。


「ああ……うん、でも大丈夫」


実は『イケメンSP~』の再校が明後日〆切。

それとは別にファンタジーの書籍化のお話もあって、さらに中高生向け新聞の連載のお仕事まであったりする。


とりあえずご飯を食べたら帰って……明日はお休みだから、いつもみたいにエッチするのかな。

そうしたらちゃんとお相手してから、再校のチェックをしなきゃ。

ファンタジーの改稿〆切は今月末だから、それより先に2週間あとの〆切の連載の原稿を上げないと。

そのための資料読みもしたい。


「今年の初詣で、大吉引いたの覚えてる?
さらに仕事守まで買ったから……きっとそのおかげで、お仕事いっぱいもらえたんだと思うの」


正直、作家としての実力はまだまだだと思う。

設定の珍しさで人目を引くことができただけで、あとは本当に運がいいんだろう。


「俺には『実力だ』って、言えばいいのに。
もっと自信を持っていいと思うよ」


亮司さんは苦笑して、かちかちにしめていたネクタイを、少しゆるめた。


「それにしても、本当にドリアひとつで足りるのか?
いつもチキンとかポテトとかサラダとか……その小さな体のどこに入るのかと思うほど食べるのに」



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