イケメンSPに守られることになったんですが。


「はい、薬。あとこれ、栄養ドリンク」


薬剤師さんに、ちゃんと飲み合わせても大丈夫かどうかを確認してきたという亮司さん。

うどんでぱんぱんの胃に、胃薬と共にその薬とドリンクを流し込む。

なんとか任務を終えると、突然眠気が襲ってきた。


「……コーヒー飲みたいな……」


再校が、あとちょっとで終わる。

早く終わらせて次のお仕事に取り掛からなきゃ、〆切に間に合わなさそうだし……。

なにより、貴重なお休みをのんびり過ごしたい。

そう思っておねだりした私を、亮司さんはじろりとにらんだ。

そして。


「ていっ!」

「うきゃあ!」


突然私のおでこに冷却シートを貼りつけた。

その冷たさに、思わず体が跳ねる。


「いいから寝ろって言ってるんだ!」


亮司さんはリョウさんみたいな顔で言うと、さっと私をソファから抱き上げ、私の部屋のドアは華麗にスルーし
て、寝室へと向かった。


「でも、がんばらなきゃ、間に合わない……」


っていうか、今日やらないと、明日休めない。


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