わたくし、政略結婚いたします!?
もしかして。
もしかして、レナルドって、優しいの?
ものすごく、わかりにくいだけで?
「…………なわけないか」
もしかしたら私のこと少しは大事に想ってくれてるのかも、なんて都合のいい考えが脳裏をかすめて、私は苦笑と共にそう呟いていた。
そんなことがあるわけない。
……でも。
「迷惑かけたのは、確かだよね……」
昨日も、今日も。
はっきり迷惑だって言われたときは、結構傷付いたけど、本当のことだ。
「……よし!」
私は自分を奮い立たせるようにひとり声を出して、ベッドから立ち上がった。