わたくし、政略結婚いたします!?
「……いつもそれだけ素直なら可愛いのにな」
含み笑いの後の何気ないそんなセリフに、ボッと顔が熱くなった。
か、可愛い……!?
「あ、あんた、何言って」
「…………」
恥ずかしくて赤くなっている私を見て、レナルドも自分が何を言ったか悟ったらしい。
微かに頬が赤くなっている。
「からかわないでよ……っ!」
ていうか、自分で照れるくらいなら言わないでよ!
こっちも余計恥ずかしくなるじゃない……!
「わ、私、もう部屋に戻るわね!」
沈黙が耐えられないくらいくすぐったくて、私は立ちあがった。