わたくし、政略結婚いたします!?
皮肉に皮肉で返したら、ふん、と鼻で笑われた。
……本当に、仲良くはなれなさそうね。
「アリア様、では早速ですが荷物をまとめていただけますか。今日からハーリトンの屋敷で暮らしていただきますので」
エディの言葉に、私は頷いて。
母の細い指からシルバーの指輪を抜いた。
机の引き出しから鎖を取り出し、それに指輪を通して首に掛ける。
あとはいつも持ち歩いている手帳。
……荷物は、これだけだ。
「準備、できたわ」
「身一つかよ」