わたくし、政略結婚いたします!?
次の日、メグの「起きて下さい」という元気な声で目が覚めた。
いつもより重い瞼を何とか押し上げて、身体を起こす。
……身体が重い。
時計を見ると、6時を過ぎたところだった。
いつもはもう少し遅くメグは起こしに来るのだけど、今日はパーティーに出席するため色々と立て込んでいるらしく、朝も早い。
「朝食はどうされますか?」
「部屋でとってもいいの?」
「今日は特別です」
いたずらっぽくメグは笑った。
朝食は基本食堂でとっていたけれど、今日は忙しいから特別、ということだろうか。
メグの言葉に甘えて、朝食は部屋でとることにした。