わたくし、政略結婚いたします!?
「く、苦しい……」
「我慢して下さい!」
いつも以上にコルセットを締められて息がつまりそうになりながらも、なんとかあの素敵なドレスを着ることができた。
「……本当にお似合いです!!」
ドレスを着て化粧を施され、髪を結いあげられた私を見て、感嘆したようにメグがため息を漏らした。
「……すごい……」
鏡に映った自分を見て、私も思わずそう言っていた。
まるで、別人だった。
腰まである緩くウェーブがかったブラウンの髪は、編み込み、高い位置で結い上げてある。
すっきりと首が出て、いつもよりきつく結い上げて。
ただそれだけなのに、なんだか気分もすっきり、そして世界が引き締まって見える様な気がした。