わたくし、政略結婚いたします!?
「……本当に、こんなに素敵なドレスを私なんかが着てもいいの……?」
気が付いたら、そんなことを呟いていた。
まだまだ、貴族の令嬢になりきれていない私。
ダンスもマナーも全部付け焼刃で、今日もちゃんとふるまえるかわからない。
……そんな私が、こんな立派なドレス、着てもいいのだろうか。
ふとそんなことを考えてしまったのだ。
「何言ってるんですか!ずっと頑張ってきたじゃないですか。自信持って下さい!」
「メグ……」
メグは、私を安心させるように、にこりと笑った。
「このドレスはアリア様のために作らせたんですから!アリア様しか着られませんよ!」
「……ありがとう、メグ」
私の言葉に、メグは更に笑みを深めて、「じゃあ準備しましょう!」と言うと、テキパキと動き出したのだった。