わたくし、政略結婚いたします!?
ブロンドの髪が、会場の眩い照明を受けていつもよりより艶やかに煌めいて見える。
碧色の透き通った瞳は、優し気で。
きっと、この人と結婚したいと思う女性は掃いて捨てるほどいるはずだ。
……私なんかじゃ、なくたって。
たまたま、爵位を持て余していたから私が選ばれただけ。
……分かってる。
分かってるよ。
……分かっているけど心が微かに痛むのは、「幸せな結婚」を夢見ていた頃が。