わたくし、政略結婚いたします!?


そして、レナルドは何人かに挨拶をして私を紹介したあと、本当にダンスホールから出てしまった。



ホールを出ると、ひんやりと涼やかな風が頬を撫ぜた。


向かいから、エディとメグが駆け寄ってくるのが見える。


瞬間、緊張が解けて、途端に、ズン、と身体が重さを増したような気がした。


……自分では意識してなかったけど、本当に結構緊張してたのね。



────ていうか、どれだけ熱気こもってたのかしら、あのホール。




情けないことに。



そう思ったのを最後に、私は意識を手放した。


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