わたくし、政略結婚いたします!?
メグの優しさが、本当に嬉しかった。
さっきレナルドに、迷惑だとはっきり言われただけ、余計に。
「アリア様、つらいことがあったら遠慮なく旦那様に頼って良いんですよ。あの方が一番、アリア様のことを心配されてますし、愛してらっしゃるんですから」
ガチャ、と部屋のドアを開けながらメグはそう言った。
メグの言葉に思わず苦笑がこぼれた。
────心配?
────愛してる?
どうしたら、そんなふうに見えるの。
「そんなはずないでしょ。レナルドは私じゃなくて、私の持ってる爵位があればそれでいいんだから」
部屋に入り、ベッドに座りながらそう言って、なんだか悲しくなった。
……そうよ。爵位目当てなんだから。
私じゃなくたって、いいんだわ。