恋愛偏食
2004年幸せ?
幸せの感じ方を忘れていた。

彼女って何だろう?

事を考えながら利君と過ごしていた。

メール。
電話。
いつでもできる。
いつでも返事が来る。
いつでも会える。

そんな事が幸せなのかな?


思った。


ほとんど毎日会っていた。

仕事後。
飲みに行った帰り。
サッカーの帰り。

その日常が普通になっていった。

そして私は利君とずっと一緒にいたいと思った。

そんな考えの中も、
日曜のお昼は拓とご飯を食べてた。

たまには、飲みに行ったりもした。

今までより、新鮮。
今までより、普通。
今までより、楽しい。

そんな関係が、私には居心地が良かった。

ただ、体を触れ合う事はなかった。

それは、私が決心して伝えた事だったから。
それを拓は守ってくれていた。

車道で危ない時は手を引いてくれた。
でも、私はその手を離した。

何度か手が触れた時も私は、気づかない振りをした。

拓の行き場のない手だけが残ってた。。。

それを見ると愛しいと思った。







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