冷たいお兄ちゃんと禁断の恋


次の日も、そのまた次の日も、
私はお兄ちゃんに話し掛けなかった。




さけてるわけじゃない。
ただ、気まずいから。




お兄ちゃんと顔を合わせても何を喋ったらいいかわからない。









そんなのが5日続いた時。









「なあ」














お兄ちゃんが話し掛けてきた。







―私に…?


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