冷たいお兄ちゃんと禁断の恋


店を出たその時。





「ねぇキミ、一人?」







いかにもチャラそうな3人組。


二人は金髪、もう一人は赤いメッシュが入っている。



女の人とは違う香水の匂いがした。





「えっと…あの…」


「よかったらこれからどっか行かない?」


「どっか…?」


「うん♪キミ可愛いから」





質問の答えになってない。
そんなこと聞いてない。



「私…急いでるので結構です」


「そんなこと言わないでさぁ?」





男の一人が私の腕を掴む。





「いやっ」


「聞き分けない事言ってんじゃねぇよ」






やだ
やだ
やだ



誰か助けて…




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