純~Love Story~愛
「いいことでもあったの?」

主任に声をかけられた。

「何だか楽しそうよ~蘭先生~~。」

今夜の喜びを想像せずにはいられないもので
結構 人の目にも

それがわかってしまうほど
私は楽しみにしていた。

今日の預かりが五時で終わっても八時は余裕だし

「そうですか?春の陽気ですかね~」

なんて答えて見たりして・・・・。

陸も最近 輪の中に入ってきて
楽しそうにしてる。
何でもこなせる子で 女の子からの人気急上昇中


もうすぐ運動会
陸も楽しそうに練習している。


預かり保育に迎えにくる子がどんどん減っているのに
陸はまだお迎えが来ていなかった。

イヤな予感

でも今日は父親とは聞いてないし
電話が鳴るのを待っていた。

「おかしいね もう五時だね。おばあちゃんどうしたんだろ。」

しばらくして
電話が鳴った。

おばあちゃんが・・・・交通事故・・・・
幸い軽かったけど検査のため

入院になった様子

「息子に連絡したので少し待っててもらえます?」

おいおい 息子・・・・・大丈夫なのか・・・・。
不安がよぎる・・・・・。
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