colorful Mirakuru
屋上に着いて僕は今まであった事すべて純に話した。
「しずくを怪我させたのはある意味でおれがやったみたいなもんだよ…」

あの時皆実にちゃんと聞けばこんな事にならなかった。

「じゃあ…本人に聞けばいいんじゃねぇの?」


純が突発的にそう言った。「…えっ」 驚くのもつかの間…

「佐原居るんだろ?
隠れてないで出てきなよ?」


一体何時から居たのだろう?


振り向いたら



「あら… バレちゃったの?古城くんは勘がいいのね?」

そう言いながら皆実がゆっくり僕たちの方へ歩み寄った。
< 42 / 248 >

この作品をシェア

pagetop