colorful Mirakuru
「なおくんがあなたと屋上へ行くとこ見たのよ?」

あくまでも冷静を貫く皆実でも… その目は嫉妬?なのか怒り? なのかでギラギラしてた。

「男同士の話を立ち聞きなんて… デリカシーがないね 佐原は?」

純はそれを軽く受け流す。
「あら… わたし嫉妬深いのだから



例え男でもなおくんと一緒に居るなんて許せない!!」
耳がキーンって言うくらい甲高い皆実の声。

全部聞かれてる…
そう思った僕は思いきって皆実に尋ねた。

「皆実さぁ おれ以外の男と付き合ってる?」

すると… 彼女のその目は大きく見開いた。

「わ…わたしそんな事してないわ!!
なおくん信じてよ!!」


そう言う彼女は今にも泣きそうで…

でも…噂の件やしずくの怪我の事…


それに



何よりも



病院からの帰り道見た男の存在。




これ以上彼女の何を信じればいいのだろう?


僕は思った通りの事を皆実に言った。

すると…
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