犯罪コレクターの独白
だが、私は決意を固められずにいた。

「それに、君にとっての償いは、別にある」

「どういうことですか?」

「なぜ生まれてきたか不明な透明人間。人間界に送り込まれた彼らの能力を悪用させないよう、努めることが君の償いだ」

王様の言葉は、十分に理解できた。

「つまり、第二の僕を生み出さない、という意味ですよね」

「ま、まあな」

若干気まずそうな王様と対照的に、私は腹をくくる。

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