海賊王子ヒースコート
「ん?どうした?ヒースコート」
仲間の驚きの声にレイバンが反応する。
そんなレイバンの胸倉を、ヒースコートはむんずと掴んだ。
「今なんて言った?アイリーンだと!?」
ヒースコートの紫色の瞳が熱を帯び、レイバンを睨みつける。
「どうしたの?ヒースコート。いつも冷静な君らしくないよ?」
エリオットがやんわりと注意する。
店内でケンカだけは避けなければ。
「そうだぞ?マジでどうした?」
意外にもレイバンの方が冷静だった。
彼は胸倉を掴むヒースコートの手に自分の手を重ねた。