海賊王子ヒースコート
(ど、どうすれば良いのでしょうか…!?)
ヒースコートをあれこれ評価していたキャンディスの言葉を思い出して、赤くなったり青くなったり。
アイリーンの表情は端から見ていると、ころころ変わってとても面白い。
「ほう。結構揺れてたってのに…元気そうじゃねぇか。お嬢さんよ」
甲板でかかった声に、アイリーンの肩がビクリと震えた。
船長ダリウスだ。
「船長…無駄に怖がらせないで下さい。撃ちますよ?」
ヒースコートが腰に下げている銃に手をかける。
「別にそんな気ねぇぜ?心配しすぎだろ。この過保護野郎」
「アイリーンはボケッとしてるから、過保護なくらいで丁度いいんですよ。船長こそ、他人の女にちょっかい出してないでキャンディスをどうにかしたらいかがです?」