海賊王子ヒースコート

「あの…提督、軍の船を手配して追跡しますか…?」

「当たり前でしょうがっ!!さっさとなさい!!」


一瞬だけ元の彼に戻ったが、また独り言が再開されると危ない口調に変わった。


「あのパツキン野郎、軍艦の大砲に当たって砕け散れや!」

自分もパツキン野郎なのだが、そんなことはこの際気にしない。


セルディスタには金髪が多い。

町行く人のほとんど、それこそ王族から最下層民までほぼ金の髪だ。

国民で金髪でない人は、おそらく他国民とのハーフ、もしくはその血族の末裔だろう。

ゆえに生粋のセルディスタ人かどうかを見分けるにはまず髪色を見るのが常識だ。


< 69 / 376 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop