海賊王子ヒースコート
そう決定を下すとダリウスはアイリーンの首根っこを掴み、ヒースコートに投げ渡した。
「きゃ!」
「おっと…!」
しっかりと抱き留めるヒースコートに俺様船長は言う。
「テメーの戦利品だ。上手く扱えよ?」
「…了解、船長」
不敵に笑ってみせるヒースコート。
「えー!?ヒースコートだけ狡くないっすかぁ!?」
「俺達には報酬なし?」
「あんまりっすよ!俺だって可愛い子と寝たい!!」
他の乗組員達が騒ぎ出したので、ダリウスは空に向かって銃を一発ぶっ放った。
「黙れテメーら」
甲板がシーンと静まり返る。
恐るべき船長の一声。