【BL】腐男子な俺の恋フラグ
俺は何事かと思い、先輩に連れ添う。
無言で歩いていく先輩。
「…あの、先輩。どこに向かってるんですか?」
「…ちょっとな。こっちだ」
そうして俺はまさかの学校の校門を出てさらに会長が前を進もうとするが、俺はさすがになんかヤバくね?と思い、黙って引き返そうとしたら、有無を言わさず腕を引っ張られ強制連行。歯向かう気力は今の俺にはないので、もうされるがままにした。…もう、どうでもいいや…
そうして俺が案内された場所は…
「ここ、どこですか?」
「入れば分かる。この中に居る奴が槙と話がしたいらしい」
俺が居たのは、なんか結構大きなアパートの一角。303号室と書かれたドアがある。
「…なんでわざわざ会長が俺を迎えに来てくれたんですか?」
「本人が動ける状態じゃないからだ。だが、どんな理由があろうと俺をタクシー代わりに使ったんだ。勿論それ相応の報酬はいただく」
さすが会長様。そりゃ、タダで動きませんよね。でも、会長を有料でも動かせる人なんて凄い人だな…どんな人がこの中で俺を待っているんだ?全く覚えがないんだけど。