【BL】腐男子な俺の恋フラグ


「今年は劇をしよう!」




月に1度の生徒会会議。花峰先輩がそんな提案をした。

今回の議題は、再来週に行われるオープンハイスクールの生徒会イベントについてだ。
因みに昨年は生徒会メンバーアカペラ歓迎合唱だった。いやー姉貴と見に行ったけど神がかってカッコ良かった。因みに女性は入場禁止なのだがそこは姉貴だ。完璧男に化けて乗り込んだんだ。


そんな事はともかく、




「別に構わないが、何をするんだ?」





そう、月帝会長の言う通りである。劇をやる、だなんて幅が広すぎる。ミュージカルな感じなのかアクション劇なのか…色々ある。


しかし、花峰先輩はどうやら思い付きではなくきちんと考えがあるようで。





「そりゃあ勿論、白雪姫とか眠りの森の美女とかシンデレラとかだよ」





そして俺はある考えに辿り着く。





「それ、衣装とかもきちんと用意できるんですか?」



「勿論!僕が責任をもって用意するよ!」





キラキラした顔で俺の質問に快く返事をしてくれる花峰先輩。今、俺は貴方が神に見えます。
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