【BL】腐男子な俺の恋フラグ
「じゃ、じゃあ、花峰先輩は―――…」
「勿論槙君だよ!このために劇を提案したんだし。それに咲は見慣れてるから」
見慣れてる!?見慣れてるの!?
あ、もしや中学の黄金時代か!あの時か!
そんなの…
「写真とかあります?」
めっさ見たい。
「あるよ、たっくさん」
“たっくさん”!?たっくさんあるの!?
「あの、ソレ、俺何でもするんで全財産叩くんでいただけませんか?」
だって天使はガードが堅くて未だに写真撮らせてくれねーんだもん。
会長や草笹先輩や花峰先輩は快く引き受けてくれるのにさ。
「じゃあ、槙君が白雪姫を演じてくれたら――…「待て、園」
え、会長?
「園の条件プラス、1日俺が指示した衣装に文句を言わずに着用して写真を許可する事が条件だ」
俺、どんな格好させられるの?恐いんですけど。めっさ恐いんですけど。
会長の条件に少し渋る俺に会長は続ける。
「その代り、俺や園、葉が持っている咲の秘蔵写真全部をやる」
「皇!何を勝手にっ…「お願いします!!」
―――――こうして俺は白雪姫を演じる事になった。