【BL】腐男子な俺の恋フラグ
「すみませーん、伊賀さん!俺を副会長の親衛隊に入れて下さい!!」
俺は早速三年の教室へ出向いた。
「ほーぅ。入隊希望者か。ならちょっと来い」
今から面接をするらしい。
さぁさ、どんなのでもきやがれい!
フラグへしょりのためなら何でもするぜ!
そうして連れられたのは、準備室だった。鍵かかってないの今知った…
「まずは志望動機は?」
伊賀康太(イガコウタ)三年。
あの、風紀委員長の親友らしい。
黒髪に少しボサットしたヘアーだがそれすらも似合うイケメン。さらに穏和そうだ。風紀委員長の気性とは大違いだ。
ま、風紀委員長の紹介はまたいずれ。
とりあえず会長様とは仲が悪いとだけ言っておこう。彼もかなり有名だ。
あーこの人があの馬鹿眼鏡を慕うのか…勿体無いな…双子会計様の方が似合いそうなのに…
『櫂と僕、どっちでも良いんでしょ?』
『馬鹿だなぁ…慶は慶なんだから。――俺だけの』
康太さ――――ん!
もう赤面!悶える俺!めっちゃ悶えるよ!
何これ萌えすぎる!!