10年後も…〜song for you〜
しばらくして、祐樹は帰っていった。
祐樹は俺のことを考えてくれている。
一番の親友だから。
ただ、今回ばかりはどうしようもないんだ。
いつか、時間が解決してくれるのを待つしかない。
自分から前になんて進めねぇよ。
バイトに向かう途中、桜並木の道を歩いた。
気が付けばもうすぐ、春を迎えようとしている。
今年はどんな風に咲くんだ?
でもな…
お前が居ない春は俺にとって、
冷たすぎる真冬でしかないんだ。