イケメン女子の学園生活1【完】

もともと大きいパンじゃなかったからな……

あー、くっそ不味いぞ


ギラリと尚輝を睨んだらビクッ
っと揺れる身体





ケッ………

















<続きましてー、綱引きです。選手の〜…>



綱引きーって、うわ


オレが放送を聞いてクラスの奴等の元へ行ったら皆Dクラスを見てコソコソ話をしていた


「…これ、完全にビビってるよ」


そう、ビビって腰抜かしてる

まー、Dクラスの奴等の筋肉半端じゃないな

デブもいるし

平均体重ではオレらの負けかも


…でも、んな戦う前にビビんなよ!

オレがクラスの奴の態度を見てこめかみをピクピクさせてたら苦笑いの慎二が来た


『…ありえねぇ』

「Dクラスが?強そうだね?」

『違う、こんなにビビってんのが、ありえねぇ!』

「え?」



オレはAクラスの近くに行き全員をジロリと睨んだ

オレの殺気混ざりの視線に気づいたAクラスはオレを見た


『…おい、テメェら。オレがいんのに負けそう、とか思わないよな?あ?』

「ヒィッ…」
「お、思わない…ッス」
「お、お、思うわけないじゃないッスか…」




その言葉にニヤリと笑いオレは慎二と肩を組んだ


『よーし、いくぞっ!』

「「「「おーっ!」」」」





うしっ

渇入れ完了!


「さ、朔月君凄いね…」

『ビビりは嫌いだ。さー、慎二1位取るぞっ』

「うん、了解。朔月君のためならば」



ニッコリ笑うキラキラ慎二にニヤニヤ笑うぎらぎらオレ(笑)


勝ちに対する意欲が違うね


慎二は爽やか王子様だね


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