イケメン女子の学園生活1【完】

「いや、俺だってムカついたよ、そりゃ。でも朔月を信じてるからなー」

「妬ける!妬いちゃうよー!さっくん!!」

『オレに妬くのかよ!』


哲の言葉は嬉しいが尚輝の発言で雰囲気ぶち壊し



「……俺も。朔月なら大丈夫だと思った。……誰も朔月に勝てない」

『え、そうかな?』

「俺もさっくんには敵わない!色んな意味で♪でもさっくん俺と手合わせしてくんない?」


アハハと続ける尚輝


『いーよ。怪我が直ったらいつでも相手になるよ』

「わーい!俺&哲VSさっくんだからね!」

「は?俺はやんないぞ?」

『オレも無理。哲に手は出せない』


えーっ
って叫ぶ尚輝に笑うオレ達
あー楽しいなオリエンテーション



時間はあっという間に過ぎてしまい
只今電車の中にいます


あの長かったオリエンテーション修了です


月牙の皆とは更に仲良くなれた感じで充実したなーって思う


あのあと目を覚ました光樹を海に放り投げたり
泳ぐ泪に思いっきりビーチバレー用のボールをぶつけたり
慎二の水着をハンケツまで脱がした尚輝が叩かれてたり
哲を砂に埋めてみたり
翔に肩車され走れ!と命令してみたりと……

世界一の暴走族とは思えない遊びだけど
超楽しかった

いやー
あんなにハシャいだのはいつぶりだ?
と、電車の中帰りが寂しくなり思い出すオレ


< 94 / 294 >

この作品をシェア

pagetop