桃色の初恋〈上〉


『夢に、そのこと言うべきかな。』

「言ってあげたほうがいいな。」


夢の事を話してるうちに、教室に着いた。


「ぁぁ、ぁの子じゃなぃ?」


廊下がざわついていた。

教室に入った。一気に女子の視線が私に
集まる。


「紗季!!超ヤバイって!!!!」

『何があったの?』

教室に入ってすぐ、私のところに夢がきて
くれた。


「どっからか分からないんだけど、紗季と
 愁君が付き合ってるって噂がさっきから
 広まってるの!」

『はぁ!?』


何それ!?意味わかんない!?

あ!
もしかして、職員室で愁が付き合ってるって
言ったのを・・・







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