カノン




「…友達がネイルサロンの店長してて、

落ち着いたら飲みに行こうって、前から話してたんだけどさぁ~

なかなか、お互い時間 合わなくて。


でも それが やっと、今日 合った訳。


しかも…


…あ、今日 来る女の子は

そのネイルサロンで働いてる、"今度 自分で お店 持ちたい"って言う、店長の後輩の子と、

その後輩の従姉妹、なんだけどね…


その従姉妹って いうのが、

今日の為に わざわざ東京まで出て来るらしいんだよ!


だから店長と、

お互い多少 無理しても、今日は絶対 行こうって話に なって…」




「…なるほど」






「…で、何で ひーちゃんを誘おうと思ったか って言うと…


ひーちゃん、

前に"爪 傷むから、ネイルサロン行ってプロの人に やって貰おうかなぁ~"みたいな事、

Twitterで呟いてたじゃん?


今日 誘った もう1人の男の子もヴィジュアル系バンドやってて…、

今は余裕なくて自分でネイルやったり してる…とか何とか言ってたから、

ネイリストさん だったら、2人に紹介 出来るし…って、思ってさ。


2人なら、

友達だし、"うってつけ"って感じで 笑」




「そっか…。


それで呼ばれた訳…ね 笑




…ねぇ、

その"従姉妹"の子も、ネイルやってるの?」






「その子は、何て言ってたかなぁ…?


…忘れちゃったけど、

確かネイリストじゃなかった、と…思う」




「ふーん、そっか…」






祐貴と話しているうちに、

だいぶ会場の近くまで来ていたらしい。


急に祐貴が立ち止まって、道路の向こう側を指差した。





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