叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。



相沢……?



『あっち!』



相沢が俺の後ろの方を指差してそう言った。


あっち向けってこと?


言う通りに後ろをむくと、いつの間にか図書室には俺と相沢だけになっていたことに気がつく。


ふたりきりだったのか。


いつからだよ。
意識してなかったけど、相沢は気づいてた?


周りが見えなくなるほど、俺、緊張していたのか……?


……なんてことを考えている時だった。


相沢が俺の背中に手のひらを置くように、優しく触れた。


瞬間に、俺の背中にビビビッと電気が走ったような感覚。


あ、相沢……!?


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