叫びたいのは、大好きな君への想いだけ。


ニコニコしながらいっこうに引き下がろうとしない仁。
……こいつの精神まじで見習いたいわ。


ため息を吐いて「しゃーない。付き合ってやるよ」と言うと「あいらぶゆー!ふゆき!」と抱きついて来る仁を全力で拒否!


な、なにするんだ!!こいつ!!



「俺まじで冬樹すきー!」


「うるせぇーよ。暑いから離れろ!」


「駅前のサーティーワン行こうぜ!」


「……聞いてねぇーし」



仁とは、今一番仲の良い友達と言える仲になったと思う。
他のクラスメイトとはすこし話すぐらいなのに、こいつは俺にすげぇー絡んで来てくれる。


正直、仁といると、めちゃくちゃ楽しい。



「あっ、優夜ちゃん」


「……!?」


「また明日ね〜」



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