百円のコーヒーじゃやだ!


「終わった?終わったなら最後におわりってジプリ映画みたいに言ってね。

ジャッキー映画みたいにカットになったのが、出たら困るからさあ。

なんで、私は、こんなオッサンと待ち合わせてて、ジャッキーの話しなどしてるのかと思う十代最後の冬って感じかな。」





「そうだね。そりゃ言えるよなあ。

しかし、ジャッキーも身体ボロボロだろうなぁ…

おわり…」





「中途半端なおわりだね。フランス映画かと思った。

ところで、明日は、給料入って店に来るんでしょ。」





「行くよ行くよも、好きのうち。いくよくるよは、まだ現役。

って事は、俺はまだまだ現役だと思いながら薄くなった頭を撫でてみる四十代の冬って感じかな。

おわり…」





「あーめんどくさいけど、今は不景気一人のお客も逃したくない十代最後の冬って感じかな。

きちんと、来てよね。指名する時に綾香だけじやダメだからね。

ぽっちゃりした方の綾香だからね。

こないだ、間違えて細い方の綾香と楽しそうだったね。」

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