隣の席の俺様ヤンキー

2人きりの空間





それからしばしの沈黙のあと、月希先輩はドカッと壁にもたれて座った


「月希先輩?」


「助けてくれるの待つしかないじゃん?絢香ちゃんも待ったら?」


「そう・・ですね。」


私は、月希先輩の横に腰を下ろした



「しっかし、暑くなってきたな」


月希先輩は制服の1番目と2番目のボタンを外した


そこから見える肌が、なんだか色っぽい


「絢香ちゃん?どうした?」


「へ、あ、いやっなんでもないです!」


だめだめ・・なんでこんなこと考えてるんだ・・。



「面白いね絢香ちゃん」月希先輩は私の顔を見てクスクスと笑った


「へ、そうですか?」


「うん。2人きりっていうのも悪くないかも」
< 97 / 202 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop