SトロベリージャM
驚くことに、ドレスは黒1色だった。


袖はなく肩紐で、背中は同じ紐で編まれていた。


そして、ウエストのコルセットから、スカートが大きく4段フリルになって広がっていた。


付属品のカチューシャにはレースとリボンが付き、チョーカーには蝶の装飾が付いていた。


あと、パンプスは足首でリボンを結ぶようになっていた。


もちろん、全て黒だった。


(ダイは、わたしのために、どれだけお金を使ったんだろう?)


田舎暮らしの実野里には、ブランドの相場がよく分からないので、釈迦像ダイに、ひたすら感謝することしかできなかった。


ドレスを着てみたものの、後ろのチャックが閉まらなかった。


(ダイに閉めてって頼むのも、なんだかやらしい女みたいだし・・。このベル鳴らすときがきちゃったのかな?ダイが来ませんように。「やらしい女に鳴るベル」とかいう商品だっだらやだもん。)


自分も変態になってしまったのかもしれないとショックを受けながら、ベルを鳴らした。





< 103 / 225 >

この作品をシェア

pagetop