SトロベリージャM
「チョコレートマイスター」


あなたが優しい言葉をくれるから

あなたが優しく抱きしめてくれるから

あなたがわたしを愛してくれるから

過去の記憶が薄れていく


あの頃はただ甘いだけだった気持ち

今では切なさがたくさん混ざった

わたしというチョコレートマイスターが、ミルクチョコにビターチョコを調合していく

甘党なのに、勝手に自分で苦くしていく

無意識にわたしを動かす原因が寂しさだから


心貯蔵庫にはミルクcでいっぱいだったのに、時が経つにつれてビターcが面積を占めていく

ビターcを買う頻度が増えて、ミルクcが買えないわたしは、もう可愛くないのかしら?

悩みすぎて、ビターcのお風呂に浸かる破目になって


そんな真っ暗なわたしの前に現われた、新種のチョコレートはあなただった。

外はパリッとビターにキメているのに、味わえば味わうほど、中身はとろけるミルク

でも、そのとろける甘さは、わたしにだけ


その日にから、わたしはミルクcを買う

あなたが取り戻してくれたわたしの好きな味

あなたを想う度に、あなたに愛される度に、もっともっと甘くなっていく

わたしは、超甘党のチョコレートマイスター


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