SトロベリージャM
「誤魔化さなくていいし、何も恥じることはない。もう、いいか?パン食うぞ。」


誤解されたような、本心を当てられたような、曖昧な気持ちになった。


ただ、ダイのMINORIジャムデビューの足手まといになっていることだけは確かだった。


ジャムはダイの唇に触れ、口内へ侵入していった。


今頃、舌でかき回されながら、ダイの脳裏に自分の味を焼きつけようと悪戦苦闘しているだろうと推測できた。


(わたしだって・・。あ~だめだめだめ!わたし、変態ジャMになっちゃう!)


そのとき、ドスが効いた声が聞こえた。


「おい・・。」


「あっ、はい~!」


(あ~、怖くて冷や汗が・・。)


「・・すぎるんだよ・・。」


ダイの声は、かすれて聞き取りづらかった。


「ダイ、何て?」


「甘すぎるんだよ・・。」


「そ・・そうだよね。ごめんね。今度、ダイ用に甘さ控えめの作るねから、許し・・」


許される暇もなく、実野里は絨毯の上に押し倒されていた。



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