SトロベリージャM
実野里を横抱きにして、リビングへと連れていった。


土産に買った、有名料理店のスープを温め、皿に移した。


横抱きのまま、スプーンで口に運んだが、実野里は飲もうとしなかった。


俺は、辛さで眉頭を下げながら、口にスープを含んだ。


そのスープを、口移しで実野里に飲ませようとした。


実野里の喉が動いた。


無事に飲んだようなので、俺は何回も何回もその行為を繰り返した。


1時間近く続けた成果もあって、顔色が良くなってきたようだ。


「実野里、俺、苺のショートケーキも買ってきたけど・・。胃に負担がかかりそうだから、止めといたほうがいいよな?」


実野里は、小声で囁いた。


「・・食べたい。だって、あと少しでわたしの・・」


「あぁ、分かってるよ。じゃあ、一緒に食べよう。」


ソファーの上に実野里をそっと寝かせた後、ケーキを切って皿にのせた。


フォークで細かく切って、実野里の口へと運んだ。



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