SトロベリージャM
~Side 実野里~


黒く染まりかけていたわたしに、大地が様々な色を吹き込んできた。


今まで溜めこんでいた喜怒哀楽の感情と、それに纏わるエトセトラを、わたしは爆発させていった。


行為はいつもと同じなのに、魂にまで響くような感覚が身体中を襲った。


大地は、どんなわたしでも愛してくれるんだ。


どん底に沈んでいた、わたしという原石を、大地は愛で研磨していった。


本当の自分が戻ってくるのが分かった。


今日は、痕だって気にならなかった。


もっと記して、わたしへの愛を。


一生消えないくらいに、強く過激に。


あなたがわたしの身体に描いた赤い薔薇は、なんて綺麗なの。


そして、あなたの唇の筆は、もっと美しい。


深く深くあなたを感じて、わたしは生きがいを感じるの。


ねぇ、ずっと一緒よ。


約束して。




2月28日、午前0時、わたしたちは1つになった。


そして、わたしはあなたと同じ27歳になった。
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