SトロベリージャM
「おい!どういうことだ!俺の方が先に契約したんだぞ!」


鬼は、小悪魔を睨んだ。


「そんなこと、僕らに関係ないよ。もう、付き合って2年経つし。それに鞠菜の両親は、鞠菜の幸せを1番に考えてるからね。第1、会社の実力だってシャムスの方が上なんだから。ダイ兄より、僕を取るよ。これが、証明。」


小悪魔は、契約書より輝かしい結婚届けを、鬼に見せつけるようにちらつかせた。


「拓斗、口を慎んだほうがいいよ。」


悪戯な笑みを浮かべた玲は、爽やかに弟を注意したあと、再び口を開いた。


「それに、僕たちはもう競い合う必要も無い。もう、契約しているからね。だけど、更に結束を強めようと思って、いいことを考えた。僕の父も了承済みだ。それは、この3社を統合させること。」


妖精、悪魔、鬼は、玲の美しくも恐ろしい威圧に負け、もう何も言えなかった。


玲の素晴らしいお言葉は、更に続いた。


「ということは、この新しい会社には、現状、後継ぎが1人でいいということだよね?と、ここで、僕の罪が晴れるわけさ。ねぇ、大地。」
< 210 / 225 >

この作品をシェア

pagetop