SトロベリージャM
「お・・お前、何考えて・・。」


「あれ、忘れたの?夏に負った僕の罪を償うときがきたんだよ。僕が、後継ぎになれば、大地は、この会社にもういらないよ。嫌々、仕事なんてしなくていい。海外で学んだだろう?1番愛する者が傍にいないと、何も成功しないって。心配しなくていい。僕は、埋め立てることしか能がない経営者にはならないから。」


「パチパチパチパチ」


急に拍手をする音が聞こえてきた。


皆が、視線をそちらに向けた。


そこにいたのは、大地の母だった。


(み・・美里さん!?)


「さすが、玲君ね。大地、あなた見習いなさい。」


青いコートを翻し、真っ赤なハイヒールで颯爽と歩いてきた。


(昔とイメージ違うんですけど・・。なんか、めちゃくちゃかっこいいです。美里さん。)


「あなた、わたし今まで、大地の将来のために我慢してきたけど、もうその必要もないみたいね。ついでに、あなたの人生も変えてあげるわよ。これを受け取って!」


美里さんは、夫である鬼に何かを投げた。


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