SトロベリージャM
(あっー!!わたし、うたた寝してたんだ!5時になったから、ネット販売の仕事しなくちゃ!昨夜は、1時間くらいしか出来なかったし・・。きっと、これからは、こんな生活が続くんだろうな。)




7時前になり、実野里は家を出た。



会社が始まるのは、9時からだ。




9時5分前に、社長室に着いた。


(誰もいないし、セーフ)


安堵の表情で、大あくびをしてると、おでこに痛みが走った。


「痛っ!」


目を開けると、目の前にダイのアップがあった。


「・・・」


恥ずかしくて言葉にならなかった。


ダイは表情1つ変えずに、じっと実野里を見つめたままだ。


(う・・動けない・・)


その様は、ダイの黒い瞳が、実野里の茶色い瞳を黒く染めたがっているかのようだ。


目を逸らすこともなく、そのまま見つめ合い続けた。


(ねぇ、ダイ、あなたの瞳の奥が、悲しそうに見えるのはどうして?)




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